概 要
本土地改良区は、国営加賀三湖干拓並びに附帯して行った国営かんがい排水事業の負担団体として、
土地改良法に基づき昭和29年11月に設立しました。
三湖周辺地区は従来からの低湿地帯でその排水に苦慮してきました。
昭和23年頃から三湖周辺の市町村長、周辺集落の有志が相計り、食糧増産の見地から三湖干拓と排水改良の実現のため期成同盟を結成し、
県及び農林省への陳情をはじめ、昭和27年に至り国営加賀三湖干拓建設事業と併せて行う国営かんがい排水事業着工の運びとなりました。
国営干拓建設事業、国営かんがい排水事業ともに、昭和44年度に工事が完成し、本格的な土地改良業務を開始。
事業によって設置された施設は、新堀川潮止水門、梯川逆水門、前川水門、今江潟3号揚水機場、柴山潟6号揚水機場、今江潟排水機場、柴山潟排水機場、浮柳排水機場、向本折排水機場、八日市川右岸排水機場、中島排水機場、片山津排水機場などです。
昭和44年度国営事業完成と同時に干拓地内に県営農地整備事業を開始し、1筆5,000㎡の区画と支線道排水路、パイプかんがい施設(揚水機今江地区6機、柴山地区1機)及び暗渠排水工事を施行し、昭和50年度に完成しました。
また、平成15年1月には周辺の8土地改良区を吸収合併し、9管理区を設け施設の維持管理を行っています。
▽ 詳しくは外部サイト【水土の礎】をご覧ください。
https://suido-ishizue.jp/kokuei/hokuriku/Prefectures/1703/1703.html
沿 革
昭和24年8月 | 加賀三湖干拓期成同盟発起人大会開催 |
昭和27年3月 | 木場潟沿岸土地改良区を設立 |
昭和27年10月 | 三湖干拓建設事業所開設(小松市役所内) |
昭和28年5月 | 三湖干拓事業所を小松市符津町に移転 |
昭和29年1月 | 柴山潟、今江潟、木場潟の漁業権が消滅 |
昭和29年7月 | 加賀三湖干拓起工式を挙行(小松市御幸中学校) |
昭和29年11月 | 加賀三湖沿岸土地改良区設立認可・発足 |
昭和44年3月 | 加賀三湖土地改良区に名称変更 |
平成7年3月 | 国営加賀三湖周辺土地改良事業計画確定(リフレッシュ事業) |
平成10年8月 | 八日市川提工事完成 |
平成12年3月 | 加賀三湖導水路工事完成。翌4月、全線通水開始 |
平成15年1月 | 周辺9つの土地改良区が合併し「加賀三湖土地改良区」とし、事務所を今江町に置く |
平成16年3月 | 柴山潟提工事完成 |
平成17年3月 | 御橋川(提)工事完成 |
平成17年3月 | 新堀川潮止水門工事完成 |
平成17年9月 | 新堀川潮止水門供用開始 |
平成18年3月 | 串川相互導水路工事完成 |
平成18年3月 | 施設管理棟建築工事完成 |
平成18年11月 | 石川県農地防災事業所完工式 |
平成28年3月 | 加賀三湖発電所完成 |
組 織
所 在 地 | 石川県小松市今江町7-120 |
受 益 | 2,217ha |
組合員数 | 3,023名 |
職 員 | 7名 |
理 事 長 | 宮橋 勝栄 |
総 代 | 67名 |
理 事 | 18名 |
監 事 | 4名 |
組織図
地区の状況
◇級地別地籍(平成31年4月1日現在)
級地別 | 地 区 | 面積(㎡) |
---|---|---|
1 | 拓栄町・湖東町・干拓町 | 4,633,077.50 |
2 | 今江町・佐美町・串町・額見町・月津町・向本折町・日末町・ 串茶屋町・矢田町・柴山町 | 5,100,127.00 |
3 | 今江町・矢田新町・矢崎町・符津町・木場町・三谷町・松崎町・蓮代寺町 ・片山津町・ 中島町・合河町 |
4,625,683.65 |
4 | 桜木町・鶴ヶ島町・育成町・下牧町・城南町・小島町・串茶屋町・千木野町・村松町・ 島町・打越町・高塚町 |
1,984,782.86 |
5 | 蓮代寺町・下粟津町・津波倉町・大領町・南浅井町・潮津町・篠原町 | 1,588,716.68 |
6 | 大領中町・本江町・林町・北浅井町・不動島町・清六町・福乃宮町・幸町・白嶺町・ 三田町・分校町・箱宮町・冨塚町 ・八日市町・弓波町・作見町・動橋町 |
2,746,181.93 |
特別級(田) | 串町・向本折町・矢田野町・矢田町・矢田新町・額見町・月津町・二ツ梨町・打越町・高塚町 | 930,247.47 |
特別級(畑) | 松崎町・村松町・佐美町・串町・串茶屋町・額見町・月津町・向本折町・矢田町・ 矢田新町・高塚町・ 打越町・二ツ梨町・下粟津町・日末町 |
686,352.00 |
合 計 | 22,295,169.09 |